代表的なバナナの叩き売りの口上
(佐賀流はこれとはちょっと違っています)
前口上
サアサア門司港名物バナナの叩き売り
ご用とお急ぎでない方は、見てらっしゃい、聞いてお帰り荷物にならぬ バナナ屋自慢のバナナ節
おもしろ、おかしく節つけて、故郷のみやげに買わすのが、門司の名物バナナ売り
口上
♪春よ三月春雨に、弥生のお空に桜散る。奥州仙台伊達公が、何故にバナちゃんに、ほれなんだ バナちゃんの因縁聞かそうか~
生まれは台湾台中の阿里山麓の方田舎、台湾娘に見染められ、ポーット色気のさすうちに、
国定忠治じゃないけれど、一房、二房ともぎとられ、唐丸篭にと、つめられて阿里山麓を後にして、
ガタゴトお汽車に揺すられて、着いた所が基隆港、 基隆港を船出して、金波、銀波の波を越え海原遠き船の旅
艱難辛苦のあかつきに、ようやく着いたが、門司ミナト、
門司は九州の大都会。
荷揚げのカケ声勇ましく、エンヤラドッコイかけ声で、問屋の室に入れられて、夏は氷に冷やされて、
冬は電気でむされて、八〇何度の高熱で、黄色のお色気ついた頃バナナ市場に持ち出され、一房なんぼのタタキ売り、
サア買うた、サア買うた
こういうバナちゃん六百買わなきゃ、五九か?五八(ゴンパチ)昔の色男、それにほれたが小紫
五八高けりゃ五五か、 ゴンゴン鳴るのは、鎌倉の鎌倉名物、鐘の音に、かねが物言う浮き世なら、
奥州仙台伊達公に、何故に高尾がほれなんだ
ついでに負けとけ五一か、五市馬関で腹をきる、五一まけて五〇か、お次もまけて四九か、四九、八九は縁起なし
お次もまけて四八か、四八、久留米の連隊で、いつも戦に勝ちどうし 私のバナちゃん負けどうし、
サアサア買うたサア買うた。
今の兄ちゃん有難うさん、こういうバナちゃん買う人は、学生さんなら優等生、
末は博士か大臣か 青年団なら団長さん、村で言うなら村長さん、そんなことなど請負かれん、これも負けと四四か、
四は、しくじった失敗したと、よせばいいのにあの娘にほれて、色の白いが豆腐屋の娘、四角ばって水くさい
これでも買んか、三五か、お産で死んだ三島のお仙、産後は女の大役だ。
お次は、三四、三三か、三三九度の盃で新郎、新婦が出来上がり、こんな目出度ことはない。
次いでに負けとけ二八か、年は二八か二九の江戸で、言うなら多摩川の、京で言うなら加茂川の水に咲かせしあら玉の、 私のバナちゃん買いなはれ、色は少々黒いけれど、味は大和のつるし柿、ひと皮むけば雪の肌、
小野小町じゃあるまいが、 照照姫じゃあるまいが、静か御前じゃあるまいが、ぎょうぎ菩薩の再来か、裏も表もツンツルテンのキンキラキン、
こんなバナちゃん食べたなら、三年五年は長生きす。
長生きせんのは、ふが悪い、サアサア買うたサア買うた。
お次のバナちゃんこりゃどうじゃ、夕べ風呂屋で見たような、太うて長くてシャンとして、隣近所のご家泣かせ
そりゃ冗談そりゃ嘘よ、始めあって、終わりなし、母ちゃん腰巻、紐で持つ、娘のパンツ、ゴムでもつ、親父のフンドシ、ひもでもつ。
堀の中には、ハスの花、ハスには丸い穴があり、尾張名古屋は城でもつ、城の回りに堀があり、皆さん穴故苦労する、 私も穴故苦労した。
ちょいと、そこ行くお嬢さん、あんたに婿さんないならば、私が婿さん世話しょうか、婿さん世話するその間、
私のバナちゃんどうかいな、サア買うたサア買うた
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